結局enPiT2(BizsysD分野)って高専生に勧められるの?
はじめに
あけましておめでとうございます。
今年も書こうと思ったことを徒然なるままに書き続けようと思っております。
("徒然なるまま"にはgoogleのIMEの予測候補に出てきたので使ってみました)
今回で多分enPiTネタは最後です。
イントロ
今回はenPiT2(BizsysD分野)が高専生に勧められるのかっていう話を書きます。
事務局からアンケートがあって、それがどこかしらで使われるらしいのですが、その回答と同じことを書きます。
回答に追記で少しコメントを書いておこうかなと思っています。
一応ターゲットとしては受講してみようかなと思ってる高専生という感じで書いていきます。
ただ、どういう体制で参加するかによっても参考になるかは違うのでこのエントリだけで判断することはないようにしてもらいたいと思います。
表現が統一できてないのは思ったことを垂れ流してる証拠だと思って許して下さい。
目次
- まずは表題の回答
- どんな質問をされたか
- それに対してどう答えたか
- 回答についての細かい補足
- その他
1.まずは表題の回答
先に答えだけ書いとくとめちゃめちゃオススメです。読んでくとどっちだ?ってなるかと思いますが、勧められると思います。その反面、、、っていう部分についても書いてあるのでそこも含めて考えて決めてもらいたいなぁと思います。
2.どんな質問されたか
質問は以下の3つでした。
- 産技大enPiT2プログラムに参加して良かった点
- (高専生の視点から見て)産技大enPiT2プログラムの今後の改善点
- 高専の後輩に産技大enPiT2プログラムへの参加を今後薦めるか否か この先ではそれぞれどう答えたかも書いておきますが、基本的に最後の質問について重きをおいて書きます。
3.それに対してどう答えたか
3.1 産技大enPiT2プログラムに参加して良かった点
- 高専以外の同世代とのコミュニケーションをたくさん取ることができる。
- チーム開発の理論的な部分の学びが多く得られる。
3.2(高専生の視点から見て)産技大enPiT2プログラムの今後の改善点
- 5年生での参加の問題もあるかと思うのですが、研究の発表等とのスケジュールの重なりがあるのが調整できると参加する際の不安が軽減されると思う。
3.3 高専の後輩に産技大enPiT2プログラムへの参加を今後薦めるか否か
- 受講生としての視点では勧めたいが、高専で生活をしている中では積極的に勧めづらいと感じる。
このしたの記述は追加で回答した内容です。
研究との両立に厳しい部分があるの各高専、各所属学科のカリキュラムの組み立てによっても多少違いはあるかと思います。発表等のスケジュールは高専内にいないと把握ができないこともあるので、この先の話はS高専のHキャンパスだけについて記述します。
自分が所属するINは同じキャンパスにあるほかの2学科と比べると中間発表の回数が多くなっています。特に、秋口から年末にかけて2回あるというのはこの学科のみになっています。また、5年間全体を通しても課題等が多く課されるのはこの学科のように感じています。学年によっては多少ほかの学科のほうが厳しい時もあるのですが、5年間コンスタントに課題等が多く設定されているような学科です。
そういった部分を考えると、今所属する学科以外の後輩や、専攻科生にこのenPiT2の受講を勧めたいとも思います。
4.回答についての補足
上の3.3で回答した内容について簡単に補足を書きます。
- 正直、卒業年度で受けるのはきついんじゃないかなと思いました。
- 学校での研究や、それに関わる中間発表の準備との両立がなかなかきつかったです。
- 上の補足回答でもありますが、中間発表等の回数によっても多少違いはあるかと思います。そこは自分の所属する学校、学科のカリキュラムとにらめっこして判断する必要があるかと思います。
- ただ、履修とかに余裕を持っている"優秀な"高専生なら研究と1,2科目くらいでenPiT2の秋学期中の授業が終わる人もいると思うのでそこは過去の自分とも要相談だと思います。
- 上の補足とも関係が少しありますが、enPiT自体についてももう少し早く知っておきたい
- 自分はもともとweb系に興味があって自分で勉強していた部分もあったのでもともと持っていた知識と、実装したいものに追加で必要な知識の学習で解決できたが、すべて一から学ぶとなるときつかった気がする。
- enPiT自体をもっと早め(個人的には3年後期くらい)とかから知っていれれば、単位数とかもっと余裕を持って調整しとけばとかもちょっと思った。
- 内容的には高専生にこそ受けてほしい
- 希望した人が参加するやつなので参加してるメンバーのモチベーションがかなり高いです。こういうの参加しようとする人はある程度いろんなことにやる気がある人だと思うのですが、周りがみんなやる気高いです。やりたくないけどやらされてるみたいな人がいないのは圧倒的にグループでの活動する中で精神衛生に非常によろしいです。(日本語に違和感)
- どういう形式で参加するかによっても違いますが、大学生に囲まれていろいろすることになる可能性が高いと思います。同級生がほぼ変わらない高専生活の中で数少ない知らない同世代に囲まれるチャンスです。気分は転校生(n回目)でした。編入生でもない限り、ある程度人間関係できた中に飛び込むことはないと思うんでそういう経験もできて一石n鳥です。 とりあえずこれくらい、多分まだいろいろ思うことはあるけどまとまらないので時々追記すると思います。
5.その他
一応enPiT2受講時のスペックを書いとく
これはあんまり書きたくなかったのですが、事実なので書いておくと、スケジュールが一番きつかった時期(12月の中間発表前くらいだったはず)に肌に蕁麻疹のようなものが出てきたときに通院したところ、皮膚に症状が出る風邪のようなものと言われたのですが、そのときに"過労気味"とも医師から言われました。enPiTが直接の原因とは思ってもいませんが、enPiT、学業とアルバイトすべての両立にはそれくらい体に負担がかかっているんだなぁと思いました。単位目当てでノリで受けれるような甘いものではないことは確かなので、受講するときはその覚悟はしておく必要はあるかなと思います。
2018年の振り返り
今年ももう終わりですね。
振り返ってみます。というか、感想をダラダラ書きます。
2018年の振り返り
疲れた
濃かった
濃厚な一年でした。
研究や就活、enPiTやweb×IoT、いろいろなことをやりました。
どれも大変だったのは確かなのですが、大変だった以上に経験として大きなものになったと思います。
うまく言語化できないのですが、体感として身についたものが多くあったと感じることができる1年間でした。
ただ、それと同じくらい悩んだり困ったりした時間も多くあったとは思います。
濃密な一年だったなと思います。
動けた
いろいろ動けたと思います。
個人的に"やらずに後悔するよりやって後悔しろ"っていうポリシー的なものがあるのですが、それを体現する1年になったと思います。
まともに考えたらやらないよなって感じのスケジュールで動いてた時期もあったのですが、そこまでした価値のある経験が多かったです。
2019年の目標
質を高める
2018年はとにかく闇雲に動いてみることが多かったので来年は動いてみる中で経験の質を高いものにしていきたいです。
結局定量的な評価ができないのですが、なんとなくそう自分で感じられればそれで十分かなと思っています。
自己肯定感の向上
2018年はいろいろ悩んだりしたのですが、原因になってるのは"自分は何もできない"っていうところがあると思ってます。
実際何もできないのはあるんですが、それでも少しはできるもの、自分の長所を見つけられるように、自己肯定感を上げていきたいです。
どうすればいいかはさっぱりわかりません。
もがいてみます。
最後に
このエントリが今年最後のエントリになる予定です。
2018年はなんだかんだブログを更新することが多かったです。
このブログもはてな記法からmarkdown記法に変わり、検索で上位に引っかかる記事が出てきてちょいちょいアクセスが増えたりしてきました。
同級生がガチブロガーを始めてそれで食っていくみたいなことしてるのも見てますが、あくまでこのブログは趣味の範囲なので、アフェリ系は密林だけしか使ってません。収益は雀の涙の更にわずかなレベルです。
来年もこのブログの目的を見失わず、自分のことを書き続けるくらいの大したことないエントリを書いていきます。
うまくまとまってないけと許して下さい。
皆様良いお年を。
<仙台高専広瀬アドベントカレンダー>enPiTに参加して
このエントリについて
このエントリは仙台高専広瀬有志 advent calendar 23日目の記事です。
目次
- そもそもenPiTとは
- 受講したやつはどんなものか
- 講座の一連の流れ
- 一人振り返り
- 感想
1.そもそもenPiTとは
そもそもenPiTってなんだよって話だと思うのでまずはそこからかいつまんで説明します。 まずは公式サイトの説明を引っ張ってきてみましょう。
高度IT人材を育成する産学協働の実践教育ネットワーク 「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成(enPiT)」は、 4分野における高度IT人材の育成を目指しています。 大学・企業界の協力体制のもとで推進されるリアリティの高い講義や演習など、 特色あるプログラムを通じて実社会においてイノベーションを 起こすことができる人材を輩出します。
http://www.enpit.jp サイトとかを見た上で受講する前に持ったイメージ(というか認識)は"かなりガチになって専門の勉強するチャンス"でした。 このenPiTは以下の4つの分野に分かれています。
- AI,Big Data(AI,ビッグデータ)
- Security(セキュリティ)
- Emb(組み込み)
- BizSysD(ビジネスシステムデザイン)
それぞれの分野について全国各地にある大学で開催されているものになっています。 BizSysDについてこの先は詳しく書いていきます。
2.受講したやつはどんな内容か
enPiT BizSysD
PBLと授業の組み合わせで構成されていて、比率としては圧倒的にPBLや演習が多い内容になっています。 授業として受けるのは録画した映像授業(アジャイル開発に関する)1科目で、それとは別でgitに関する演習を行います。 夏休み期間中には合宿(静岡)を行い、実際にアジャイル開発やそれに必要な知識を学びます。 その後はチームでのサービス開発、提供を行います。
3.講座の一連の流れ
3.1 申し込み
受講を希望するときは自分で申し込みます。 開講する学校によって募集時期等は異なるので希望するときは公式サイトを見ておくといいと思います。
今回自分が受講した産業技術大学院大学のenPiTは5~6月くらいに募集がありました。(正確な日付は書類確認して訂正します。)
そこで、志望動機や担当する学校の教員からの推薦をもらったりして、願書を作成します。作成した願書を事務局に提出したらあとは合否の判定を待ちます。
合否にかかわらず連絡が来るので後は事務局の方の指示に沿って事務的な手続きを進めていきます。
3.2 映像授業受講
受講が決まるとまずは、映像で配信されている授業を受講します。
この授業はアジャイルとはどういったものであるかを解説する授業になっています。アジャイルを含めたプロダクト開発手法の歴史などを幅広く扱う内容の映像授業を受講して、テストをその都度受けます。合格点になると修了証がもらえるのでそれを事務局に提出します。
これをクリアしないと後述する合宿に参加できなくなります。
3.3 夏合宿
この合宿は様々な拠点で開催されているenPiTに参加している学生が集って、アジャイル開発について学ぶイベントです。静岡県の合宿施設を使って5泊6日で行われました。この中では最終的に一緒に開発をするチームと関係無しでその時その時でチームを変えて課題に挑戦します。
映像授業で見た内容の振り返りをしながら実際に体験して身につけていくことができました。 (コミュ力大事だなぁと思いました。)
3.4 琉球大ミニキャンプ
これは、沖縄に行って実際に開発をしていくチームのメンバーと開発を進めていく上での組織づくり、実際に作るものの決定や1スプリント目(開発期間)をこなしてきました。 特に今回は2スプリント目からはリモートでの開発になることもあり、組織づくりは結構重要でした。 コミュニケーションをとるのに使うツールや、タスク管理の方法、開発するときのことなどいろいろなことをしっかり決められたのは良かったです。
3.5 開発期間
その後は実際のプロダクトの開発を行っていきます。この期間は週に1度デモを行って、どのようなことが新しくできるようになったか、次のデモまでにどんな作業をするかの報告をします。
3.6 成果報告会
開発期間全体を通しての成果を報告するイベントです。 各グループが、どのようなものを開発したかや、どんなところで苦労したかなどの発表、ポスターセッションでの評価を行う先生方との質疑応答などをやります。 終わった後は開発全般の振り返りや、enPiTとしての様々なイベントについての振り返りをしました。 後は最後に交流会をしました。
4.一人振り返り
YWTを用いた振り返りを一人でもやろうかなと思います。 成果報告会とかを過ごして、一夜明けて思うこととかもある気がするのでちょっといろいろ書きます。それぞれ5分を目安に上げて、内容をまとまりに分けています。
まずはY(attakoto)
- コミュニケーション
- いっぱい話した
- 友達増えた
- ご飯食べに行った
- 開発
- その他
- 高専からの参加1人目になった
- めっちゃ移動した
次にW(akattakoto)
- チーム
- メンバーみんな優しい
- できるところを補い合いながら開発できる
- 共通認識はすごい大事
- 沖縄の人お酒強い(気がする)
- 開発
- 成果が必ずできる
- リモートでやるの難しい
- githubはすごい便利
- レビューを反映してどんどん良くしていく
- その他
- 5年でやるの辛い
最後はT(suginiyaritaikoto)
- チーム
- 全員リモートとかでやってみたい
- 全員同じところにいる状態でやってみたい
- 開発
- バックエンドもうちょっと触りたい
- スマホサイトから実装
- デザイナーとコーダーを完全に分けて実装
- モブプロのドライバー
- 時間に余裕を持った開発
5.感想
一人振り返りしたのにまだ言うかって感じあるけど
最初の一人になれてよかった
まずはこれが大きいです。前例がないのでどう動いたらいいかさっぱりわからない状態でもあったのですが、逆に考えれば、ある程度は自分で動きやすいようにできました。仙台高専からの参加ってだけじゃなくてリモートでの参加もはじめてのことだったので、先生方の多くのサポートも頂いて、進めることができました。学生も含めた全体の振り返りでもあった話なのですが、このenPiTの運営方法についてもアジャイルな考え方を持って工夫されています。そういう意味では高専からの参加・リモートでの参加方法を確立していくための1スプリント目をやったって言うことにもなります。
いろいろな人との出会い
夏合宿のときには今回参加した琉球大学enPiTのみなさんだけでなく、他の主催校に参加している人ともチームを組んで活動をしました。その経験は100%学校にこもってたらできない経験でした。一人で行ったこともあっていろんな大学の人と話すことができたのはとても良かったです。
琉大生がみんな優しかった
本当にみんな優しかったです。中間発表前であまり作業できなかった時期にもそっち頑張ってって言ってくれたり、一人いきなり来たわけわかんないやつをちゃんとチームメンバーとして入れてもらえてすごく嬉しかったです。琉大に混ざってできて本当に良かったです。
最後に
最後になりますが、はじめての高専生の参加にあたり、事務手続きだけでなく参加チームの調整までしていただいた、産業技術大学院大学・琉球大学両校のenPiT事務局の皆様、ご指導いただきました先生方、そして、琉球大学のenPiT参加学生の皆様、とくにグルクン侍のみんなには厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
イカれたチームメンバーでよかった!!!!いええええええええええええええええええええい